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サウンドシアタードラマCD ベルサイユのばら 感想

「え…?これで終わり?これで終わりですか!?大事な所、入ってないよね!?」

この作品を聴き終わった直後の私の脳内を再生してみました(笑)。何というか、まぁ…上の言葉通りです。尺が足りなさ過ぎです。あれだけの壮大な物語をCD1枚になんて絶対に無理だとは思っていましたが、こんな終わり方になっていたとは…。キャストの方々もこの点にはトークで触れていて「続きを」と仰っていましたし、やはりリスナーからもそういった声が多かったのか続編の発売が決定したそうです。

このドラマCDは原作から恋愛に絡むエピソードをチョイスして詰め合わせてみました、的な内容です。男性のみで演じるという特殊な企画モノだったので受け狙いかと思っていましたが、意外な事に(失礼!)しっとりとした切ない雰囲気の作品でした。恋愛に主点が置かれているせいか原作のような激動の時代の描写が少なく、つまらなくはありませんが若干物足りない感じがするのは否めないと思います。

男性が女性を演じるという事で一体どうなる事やらと思っていましたが、案外普通に聴けました。泣いたり叫んだりという場面はさすがに強烈な違和感を感じましたが、それ以外の部分では男性が演じているという事はほとんど気になりませんでした。このCDのキャストが発表になった時「森川さんがオスカル!?それはちょっと…」と思ったんですが、聴いてみるとこれがまた意外に「アリだな」って思えます。本当に役者さんって凄いです。

この作品では数少ない男役だった遊佐さん。フェルゼンはマリー・アントワネットの愛人でオスカルからも想いを寄せられるという色男です。でも、オスカルの気持ちを知った後にオスカルに告げるセリフがあんまりにもあんまりで幻滅しました。あんな酷い男だったのか…。遊佐さんの声が良いだけにい酷いセリフが更に酷く聞こえます(苦笑)。

しっとりした本編とは違い特典のトークはすごく楽しかったです。いくつかお題があったのですが、その中でも女装の話が印象に残りました。メンバーは前野さん、鈴木達央さん、鈴村さん、遊佐さん、森川さんの5名だったんですが、5人中4人が女装した事があると仰っていてびっくり。唯一女装経験がないのが遊佐さんだったのですが、そう発言された時に他の方が口々に「やった事ないの!?」と。女装経験がない事を驚かれるって普通はないと思います(笑)。

先に触れた続編ですが、8月26日に発売予定とのことです。今度はもう少し歴史的な所にも重点を置いて作って頂けたら良いなと思います。キャストはまだ公表されていませんが、変更なんて事がありませんように…。

サウンドシアター ドラマCD ベルサイユのばら
レーベル:キャラモモ
発売日:2010年4月22日
価格:¥3,000
― キャスト ―
オスカル:森川智之 / マリー・アントワネット:鈴木達央 / アンドレ:鈴村健一 / フェルゼン:遊佐浩二 / ロザリー:前野智明 / メルシー伯, デュ・バリー伯夫人:鈴木千尋 / ベルナール, ポリニャック伯夫人:羽多野渉

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