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「官能昔話」~宴の後~ 感想

3枚組のこの作品。内容が盛りだくさんなのでどう感想を書けばいいのか…。悩んだ挙句各お話をライブ盤とスタジオ盤とで比較しながら感想を書いてみる事にしました。無駄に長いですので覚悟してご覧ください。

天女の羽衣

これは、とても危険です。だって…求婚されてます。その上抱かれてるんですけど…!!普段この手の作品を自分に置き換えて聴けない性質の私ですが、いつの間にか引き込まれてしまい、うっかり自分が抱かれている気分に。アブナイ、アブナイ…(笑)。このお話はライブ盤の方が官能的だと思います。ライブ盤の方がなんて言ったらいいのか…体当たりの演技という感じで感情が激しかった気がします。何より息遣いや声のかすれ具合が堪らなく官能的でした。その分スタジオ盤の方は若干物足りない気が。そうは言ってもダミーヘッドマイクの威力は絶大で耳元で聞こえる声にはゾクゾクさせられます。なので結局のところはどちらも好きです。←結局はそうなるのね…汗

赤い靴

このお話はスタジオ盤の方が好きです。ライブ盤とスタジオ盤では靴職人のキャラが全く違うのです。ライブ盤の方では低音の中年紳士っぽい雰囲気なんですが、スタジオ盤の方は爽やかな青年といった感じのキャラになっていました。スタジオ盤の靴職人の方が私は好きです。この赤い靴では耳に指を入れられます。ふーってされます。ライブ盤でもスタジオ盤でもされるのですが、ダミーヘッドマイクを使っている分スタジオ盤の方が強力です。それにしても鈴木さんも器用な役者さんですね。カーレンの声はさすがにちょっと違和感を感じましたが、老婦人の声があんなに上手いなんて。感心しました。

わらしべ長者

このお話もスタジオ盤の方が好きです。赤い靴の靴職人ほど明確な差はありませんがこのわらしべ長者も主人公の青年のキャラが違っていて、スタジオ盤の方が可愛いのです。「○○が××になっちまった」というセリフ、言い方が可愛いくて好きです。蜜柑の果汁を口移しで飲ませるシーンや求婚するシーンもダミーヘッドマイクを使っているスタジオ盤の方が良いです。ライブ盤の方は…これ、羽多野さんのせいじゃないんですが、咳が気になりました。誰かの咳が結構頻繁に入ってしまっています。仕方のない事とはいえ少し残念です。

眠れる森の美女

このお話もスタジオ盤の方が好きです。囁きがこれ以上はないほど官能的です。セリフの内容ではなく井上さんの声が官能的なんです。ダミーヘッドマイクを通した井上さんの声は最強ですね。大好きな遊佐さんの声を聴いた時よりもゾクゾクしました。どうしようもないですよ、身体が勝手に反応するんですもん。スタジオ盤の方が好きとは言いましたが、ライブ盤の方も好きです。こちらは面白いので好きです。魔法使いたちが王女に贈り物をするシーンが楽しかった!確実に笑いに走ってましたね、このシーン。

すずめのお宿

配役は、すずめのおちゅんを鈴木さん、お爺さんを遊佐さん、お婆さんを羽多野さん、井上さんはストリーテラー兼通訳(!?)でした。これは断然イベントver.の方が良いです。楽しい!とにかく大爆笑です!!やりたい放題やりました、って感じです。すずめのお宿ってキャバクラだったんだ(笑)。お爺さんとおちゅんの妖しい場面もありました。一方のスタジオver.ですが、ダミーヘッドマイクを使っているとはいえ、登場人物がお爺さん、お婆さん、そして雀ですからね。破壊力不足かな、と。あ、でもお爺さんの最後の一言には結構な衝撃を受けました。いきなり「グッジョブ」なんていう単語が出てきたので、それが可笑しくて可笑しくて。官能とは違った意味で凄い破壊力でした。

ブレーメンの音楽隊

配役はロバ&ストーリーテラーを井上さん、犬を鈴木さん、猫を遊佐さん、鶏を羽多野さんが担当されていました。これもイベントver.の方がやりたい放題で面白いです。特に尾羽を抜かれる場面での羽多野さんは最高!!こんな所で羽多野さんの受け声を聴けるなんてね!!他の方もあんな事やこんな事を…(笑)。一方のスタジオver.ではロバがだいぶ男前に。好み的にはこちらの声の方が好きです。そしてスタジオver.では羽多野さんの受け声をダミーヘッドマイクで聴く事が出来ます。こんな機会はそうそうないですよね。

ライブ盤とスタジオ盤は夜静かな所で聴くのがベストだと思いますが、掛け合い盤だけは爆笑しても支障のない時間と場所で聴く事をお勧めします。私は夜中の1時過ぎにうっかり大爆笑をしてしまい焦りました。ご近所の方、ごめんなさいっ汗

「官能昔話」~宴の後~
レーベル:ジェネオン・ユニバーサル
発売日:2010年4月7日
価格:¥3,675
― 朗読 ―
「天女の羽衣」:遊佐浩二 / 「赤い靴」:鈴木達央 / 「わらしべ長者」:羽多野渉 / 「眠れる森の美女」:井上和彦
「すずめのお宿」:遊佐浩二, 鈴木達央, 羽多野渉, 井上和彦
「ブレーメンの音楽隊」:遊佐浩二, 鈴木達央, 羽多野渉, 井上和彦

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