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やにゃか さんぽ 第9回

「やにゃか さんぽ」第9回読みました。今回は谷中霊園の桜の話。わかつきさんの絵と桜って合いますね。すごく綺麗でした。

今回のお話、ラストシーンがすごく好きでした。エドさんとやにゃかが谷中の桜を褒めるのです。なんて言うのかな…とても抽象的な表現なんですが、とても谷中を愛してるんだねって感じです。満開の桜と2人(2匹?)の表情が最高です。

そしてエドさんの言った「この世ならぬもの、てことだろうな。桜てのは」という言葉がとても印象に残りました。それは私も似たような事を思った事があるからです。夕暮れ頃に提灯がつるされた桜並木を通った時、提灯の明かりに浮かび上がる桜があまりにも美しくてゾクッとした事があります。なんとなくこの世ではない気がしたんです。この道の先は彼岸なのではないかと。桜って魂を吸い寄せる気がします。私が桜に魅かれる感覚は綺麗だから見惚れるという感じとは明らかに違い、この世ならぬものに魅入られるという感覚に近い気がするのです。桜が魔物ならいっそ取り殺されるのも悪くないかもしれないな、なんて思う事もあります。…あれ?話がいつの間にか違う方向に(苦笑)。

とにかく今回の「やにゃか さんぽ」は絵が綺麗です。少し早いけど春爛漫な感じです。まだ寒い日も多いけど、先取りで暖かい気分になれる事請け合いです。

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