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BLです。苦手な方、意味の解らない方の閲覧はご遠慮ください。
ascolto web インタビュー から引用銀縁眼鏡に鋭利な美貌、趣味は怪談。
そんな入社五年目の佐藤清司は、期待の新人・坂木康太が大嫌い。
彼の人当たりのよさも、完璧に仕事をこなすところも何もかもが気に入らない。
ある時、坂木の唯一の弱点が"おばけ"だと知った清司は、今までの鬱憤を晴らすべく、無理やり怪談を話しまくる。
前後不覚になるほど怯える彼の様子に、これまで感じたことのない胸の高鳴りを覚える清司。
だが、怖さのあまりパニックに陥った坂木にキスで口を塞がれ、
さらに「側にいてください」と一晩中抱きしめられて…!?
こんなあらすじを読んだので、ドタバタした感じのコメディなのかと思っていました。実際はコメディチックな場面はそれほどなくて、悩めるサラリーマンの日常を描いたちょっと切ないお話。心理描写が比較的丁寧な事と、私の性格が清司のそれに近い事もありBLモノにしては珍しく感情移入してしまいました。
リーマン物と言う事でお仕事シーンがありますが、これが本当にリアルです。私は営業部に在籍していた事があるのでこのドラマのような会話を日常で聞いていました。「ツェナーダイオードの生産中止」とか「代替品の選定」「回路の評価」聞き覚えのある言葉がたくさん。営業と購買と技術の関係も実際にこのドラマそのもの。もの凄い既視感に襲われました。
ドラマにありがちな造られた仕事シーンではなく本当にどこにでもあるような日常のオフィスを垣間見るようなリアルさ。作品中で発生したようなトラブルも実際に目の当たりにした事があります。
で、そのお仕事シーンでとても気に入っている場面があります。
トラック5の冒頭部分なんですが清司が坂木に来月の月末予測について指摘する場面があります。この場面丸ごと好きなんですが、中でも清司が坂木に「購買部の回答を鵜呑みにするな。奴ら多少は納期にゲタを穿かせてるはずだ。もう一度納期確認して、詰めさせろ」と言うところが恐ろしいほどにツボでした。「詰めさせろ」の部分、威圧的な感じとでも言ったらいいのかな、遊佐さんの本領発揮って感じですごく良いです
しかもこれ、購買の体質(?)を的確に突いていて、その点でも気に入ってます。購買ってこうだよな~ってホントそう思います。購買の方々、ゴメンナサイ。でも…ホントにやってるでしょ?(笑)
絡みのシーンも結構リアル。これはリアルと言うより生々しいと言うべきかもしれません。特に挿入時のSE。これはまさに粘膜の音です。しかも挿入されるモノの質量でちゃんと音が違う。…なんかすごいです
キス音もね、ディープな音がしてます。舌が、舌が…!って感じ(笑)
SEの生々しさはさておき、この作品の絡みシーン好きです。余計な事を殆ど喋っていないし抑えめな喘ぎ声もイイ。
一度目は清司が坂木にキスされながら手でイカされてしまうだけなんですが、キスしながらの上に清司が半覚醒の状態なのでほとんど「んんっ」というくぐもった喘ぎです。でもこれがまた非常にツボで…悶えました(苦笑)
二度目は最後までしてます。この時の喘ぎ声がまたなんとも…。泣きそうなすごい切ない感じなんです。遊佐さんの喘ぎはどの作品でも切ない感じだと常々思っているんですが、これは更に切ない。本当に泣いているのかと思うほど。なんか胸がぎゅうってします。
最近聴いたリーマン物でメインのキャストも同じだった「くちびるに銀の弾丸」とこの作品とを比較すると、私はこちらの方が断然好きです。
だって遊佐さんの言うセリフがいちいちツボなんです。「お前、私の肴になってみるか?」とか「お前は私のモノだろう?」とか。「それで?」(これは言い方が可愛い)までツボだったのには自分でも驚きましたが。
近藤さんも素敵でした。優しく優しく囁くシーンはたまらなかったです。
フリートークも楽しかったし、現段階では好きなBLCDのトップ3に入るかも。
余談ですが、フリートークの遊佐さんの意見に激しく共感(笑)
私も“&”ってどこから書いていいか、いつも迷います。“潟”も上手く書けないし。
10/13 追記
原作を読んでみました。
絡みシーンの喘ぎ声が泣いているようだと書きましたが、清司、本当に泣いていました。その清司の涙を坂木が唇で拭うシーンをすごく良いと思いましたがCDではそこは省略されてしまっているようで残念です。音にはし辛いでしょうけど、良いシーンなのにな…。