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今日、知り合いの方から「パソコンでリューベという単位記号が出せない」という相談をされました。聞いた直後は「はぁ?リューベって何?!」と思ったのですが、よくよく話を伺ってみると「mに3が付いたヤツ」とのこと。何の事はない容積や体積を表す単位「立方メートル」の記号だったんですね。なので「りっぽうめーとる」で変換したら出ますよとお教えして無事に解決。良かった、良かった。
それにしても「リューベ」って一体何の事なんだろう?「立方メートル」の別の言葉らしいという事は記号の件で分かりましたが、それだけでは消化不良気味なので調べてみる事にしました。
漢字表記で「メートル」は「米突」、「米」だけでもメートルを意味します。面積を表す単位「平方メートル」には「平方米」略して「平米(へいべい)」、容積・体積を表す「立方メートル」は「立方米」略して「立米(りゅうべい)」という漢字表記がそれぞれあるそうです。ここまで来ると察しがつくかと思いますがこの「りゅうべい」が転訛して「リューベ」と言われるようになったようです。なるほど~、そういう事だったんですね。
調べた後、試しに「りゅうべい」で変換してみたところ「m3(3は上付き)」と変換されましたとさ、という素敵なオチが。こっちの方が入力が簡単じゃん!語源を知っていればちゃんと教えてあげられたのに。ま、いつか機会があったら教えて差し上げる事にします。
「ふきょうのはな」と読みます。結晶の形が六角形で花に似ていることから六花(りっか)、六出花(りくしゅつか)等のように花に例えられることの多い雪ですが、香りのない花という事で「不香の花」も雪の異称です。そして私は雪の異称ではこの言葉がいちばん好きです。
もう一つ、瑞花(ずいか)も雪の異称です。雪は豊年の瑞(しるし)という言葉があり、雪の多い年は豊作になるのだとか。豊年の瑞相となる花という意味で「瑞花」。こちらも綺麗で好きな言葉です。
降っているのを家の中から見ている分には綺麗な雪も、その中を出歩かなきゃならない身としては面倒なことこの上ない代物だったりします。そんなウンザリした気分もこういう綺麗な言葉を知れば少しはマシに…ならないのが困りものですね(苦笑)。
積読と書いて「つんどく」と読むんだそうです。積ん読とも書くらしいですが、買ったまま机の上などに積んであるだけで読んでいない本の事を言うのだそうです。
私はつい最近までこの言葉を知りませんでした。なぜ知ったのかと言うと利用しているWEB本棚サービスの「ブクログ」に積読ラベルが導入されたためです。「買っただけで読んでいない、いつかは読もうと思っている本に付ける」というような説明だった気がします。それを読んですごく感心したんですよ、上手いこと表現された言葉だな、って。最初ブクログの方が作った造語なのかなと思っていたのですが、調べてみたらそんなことはなく明治時代くらいから使われている言葉のようです。辞書にも載っていたし「つんどく」でちゃんと「積読」と変換されるんです。驚きました。
私も積読を抱えています。それも恐らく数百冊…。以前から本を買う速度に読む速度が追いつかず本を溜めてしまいがちでしたが、移動手段が車になってからはすっかり本を読む時間が取れなくなり、ますます溜まる一方に。いつか全て読み終えられる日が来るんでしょうか…
〔勧〕何かをさせようと働きかける。「入会を勧める」このような記述がありました。
〔薦〕採用・採択を働きかける。「よい辞典を薦める」
なお奨励する意で「奨(すす)める」と書く例もあるが、「勧める」を用いる。
新漢語林より引用